錦織圭「2016ウィンブルドンテニス(全英オープン)」 コメント&動画・ニュースなど盛りだくさん♪

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2016.07.15更新
テニス錦織圭選手の「ユニークなコメント」を集めてみた | 2016ウィンブルドン

錦織圭2016ウィンブルドン 記者会見
ウィンブルドンの「棄権」からすでに一週間以上経過し、左脇腹痛の治療とともに今後のスケジュールはオリンピック⇒全米オープン(U.S OPEN)に向け今年はハードな夏になりそうですね。
ここでは『2016.圭のウィンブルドンコメント集』と称し、錦織圭選手の大会期間中のユニークなコメントを集めてみましたのでご覧ください。
いかにも圭選手らしいコメントや名言ばかりですww。

・「そんなに好きではないですね・・
・「まだまだ『モヤっ』としたものがあります
※ウィンブルドン特有のコートサーフェイスの天然芝について意見を求められ・・・

・「芝では1番やりたくない選手!
・「(でも)そこまでストロークが良い選手ではない
※サービスで世界最速の記録を持つグロス選手(オーストラリア)との対戦が1回戦となったことについて・・・

・(コート1からグレードアップして)センターコートへ移ったことに「なんで俺をセンターに入れたんだろう?? もうちょっと他に(センターコートに入るふさわしい選手が)いるんじゃないかなと思います」
・前日の雨で中2日空いたことに「昨日は雨降ってくれって頼んだww
※J・ベネトー(フランス)との2回戦で勝利した直後の会見にて

・「いい意味でボーっとしていた
・左脇腹の痛みにより「正直、(試合を)やっていて全然楽しくない
・前日の順延決定が遅かったことに「ちょっとだけキレそうでしたww
※雨で2度中断したA・クズネツォフ(ロシア)との3回戦終了後の記者会見の席で

・「悔しい・・2年連続リタイアするのは情けない思いもあります」
・「(筋肉が)切れるくらいまでやろうかと思っていた
・「よく考えたら、あれで勝てるわけがなかった」
・「今大会は怪我の痛みと人生で一番戦った」
・ゴルフの松山英樹がリオデジャネイロ・オリンピックの出場を辞退したと聞いて「僕もあまり出たくなくなったww
※棄権したM・チリッチ(クロアチア)との4回戦終了後の記者会見の席で
錦織選手はリオデジャネイロ・オリンピックには出場予定ですのでご安心を。


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2016.07.11更新
2016ウィンブルドンを制覇したのはA.マレー【イギリス】

2016.ウィンブルドンチャンピオン A.マレー
昨日7/11、22:00~2016年のウィンブルドン男子決勝が行われ地元A.マレーがラオニッチ(カナダ)を破り3年ぶりとなる優勝を果たしました。
マレーの7勝3敗でむかえた今回の対戦は6-4, 7-6 (7-3), 7-6 (7-2)のストレートでの勝利でした。
自身も認める「完璧な試合展開」というようにラオニッチにつけいる暇を与えませんでしたね。

■マレー感無量 完璧な試合展開
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会最終日の10日、男子シングルス決勝戦が行われ、第2シードのA・マレー(英国)が第6シードのM・ラオニチ(カナダ)を6-4, 7-6 (7-3), 7-6 (7-2)のストレートで下し、自身3度目となるグランドスラム優勝を飾った。
マレーは2013年に今大会初優勝を飾り、地元イギリス人として77年ぶりの優勝を果たした。この日も試合が終わりコートサイドの椅子に腰を降ろすと、流れ出る涙を大会の公式タオルで拭いながら喜びを噛み締めていた。
これがグランドスラム11度目の決勝戦だったマレーだが、その対戦相手はこれまでN・ジョコビッチ(セルビア)かR・フェデラー(スイス)だった。
しかし今回はそのいずれでもなかった。ラオニチが準決勝でフェデラーをフルセットで破り、ジョコビッチは3回戦でS・クエリー(アメリカ)の前にまさかの敗退を喫していた。そのクエリーもラオニチが準々決勝で下していた。
25歳のラオニチはこれが自身初のグランドスラムでの決勝の舞台だった。同時に、カナダ人男子として史上初の快挙だった。
ラオニチのこの快進撃は、強力ながらも正確なサービスが武器となり支えられた。決勝戦までの6試合で、平均22,5本のサービスエースを記録し、5度しかブレークを許していなかった。
しかし風の強い中行われた決勝戦、1万5千人の観客で埋め尽くされたセンターコートは地元マレーへの声援に溢れ、マレーの鉄壁なリターン力の前にラオニチのサービスエースはわずか8本に押さえられた。
スコットランド出身で29歳のマレーは、母国イギリスで行われるこのウィンブルドンで、早い段階から1936年のF・ペリー以来となるイギリス人チャンピオンへの期待が寄せられており、そのプレッシャーの中で戦っていた。そんな状況の中、マレーは優れた守備力とリターンを持ち、カウンターを武器に2013年に見事トロフィーを獲得した。
マレーの優れたタイミングと巧妙なテクニックを持つリターン力を証明するかのように、ラオニチが最初に記録したサービスエースは、試合が始まって36分後の5度目のサービスゲームでのことだった。この日の最速サービスは236キロを記録したラオニチだったが、ことごとくマレーにリターンされていた。
そして記録した8本のサービスエースは、マレーよりわずか1本多いだけだった。
この試合でマレーがブレークに成功したのは第1セットの第8ゲームだけだったが、この日の勝利にはそれで十分だった。第2・第3セットはタイブレークへもつれるも、そのタイブレークはマレーがラオニチを圧倒していた。
マレーは第1・第2セット、自身のサービスゲームで65ポイント中50ポイントを獲得し、ブレークポイントさえラオニチに与えず、デュースにもつれたゲームもわずか1ゲームしかないほどの完璧なサービスゲームを展開した。
第3セットのゲームカウント2ー2からのマレーのサービスゲームで、ラオニチはマレーのセカンドサービスで鮮やかなリターンエースを叩き込むと、15ー40と初めてブレークポイントを手にした。
しかし、マレーはそこから4ポイントを連取しそのゲームをキープすると、右手でガッツポーズを作りながら大きな雄叫びを上げ、ラオニチに主導権を握らせなかった。
試合を通して持ち前の安定感を披露したマレーは、ラオニチの29本に対しわずか12本のイージーミスしか犯さず、2時間47分でラオニチを退けた。
(STATS – AP)

ちなみに今回のシード選手の結果は以下の通りとなっています。
1.N・ジョコビッチ(セルビア)
⇒3回戦敗退
2.A・マレー(イギリス)
⇒優勝
3.R・フェデラー(スイス)
⇒準決勝敗退
4.S・ワウリンカ(スイス)
⇒2回戦敗退
5.錦織圭(日本)
⇒4回戦敗退
6.M・ラオニッチ(カナダ)
⇒準優勝
7.R・ガスケ(フランス)
⇒4回戦敗退
8.D・ティエム(オーストリア)
⇒2回戦敗退
9.M・チリッチ(クロアチア)
⇒準々決勝敗退
10. T・ベルディヒ(チェコ共和国)
⇒準決勝敗退

錦織選手は【棄権】となり残念でしたが、これから始まるハードコートシーズンにむけ頑張ってほしいですね!
(特にUS.オープンに期待です!)

では、またお会いしましょうヽ(´▽`)/

2016.07.07更新
錦織圭選手がウィンブルドンを【棄権】した翌日のコメントをお知らせします

錦織が敗退(棄権)したウィンブルドン男子は昨日準々決勝でしたね。
優勝候補となるフェデラーとマレーは苦しみながら勝利をおさめたようです。
フェデラーは錦織を破ったチリッチに2セットダウンからの逆転勝利。
マレーはツォンガに2セットアップから2-2まで追いつかれるもなんとか逃げ切っての勝利。
内容はどうであれ最後には結果を残すという「勝利への執着心」にはホント驚きです・・
錦織選手も4回戦の試合は「(筋肉が)切れるくらいまでやろうかと思っていた」というくらいフェデラーやマレー同様に「勝利への執着心」が感じられる選手なのですが、次回のU.Sオープンに期待しましょう♪

ところで、標記の通り錦織選手が棄権した翌日に自身の公式アプリサイトkei-nishikoriよりコメントを残していましたのでここでお伝えします。
(keiの決意もホント一流ですよ)


I couldn’t finish my match yesterday unfortunately.
The injury got worse during the tourment but I decided to try and play the match as I wanted to see if there was a chance.
As I started I realized the pain was to much so I had to stop.
Now it’s time for a good vacation and rest before I start hard training for the hard court season.
Thank you for all the support.

—Kei Nishikori—

(訳)
あいにく昨日の試合は最後までプレーできませんでした。
ウィンブルドンの大会中、脇腹の怪我は悪くなる一方でしたがチャンスがある限りは戦おうと覚悟を決めていました。
4回戦が始まると痛みがまた襲ってきて試合を止めざるを得ない状況になってしまいました。
今は、これからのハードコートシーズンに向けての過酷なトレーニング前に休暇(休憩)の時間に充てたいと思います。
応援を心から感謝します。
—錦織圭—


一刻も早く復帰してオリンピック⇒全米オープンでの更なる活躍を期待しましょう。

2016.07.03更新
錦織圭4回戦敗退 | ×:M・チリッチ 1-6, 1-5【棄権リタイアretire】

錦織圭 怪我で棄権
左脇腹痛により思い通りのプレーが出来ず苦しむ錦織選手

残念ながら錦織選手のベスト8進出は(第2セット中の棄権により)なりませんでした。

いやぁ残念でした。
錦織選手・・・
左脇腹痛と闘いながらの2016年ウインブルドンは4回戦で涙となりました。
序盤から1stサービスのスピードが上がらず、チリッチのリターンに防戦一方となったこの試合。
対するビッグサーバーのチリッチはスタートからエンジン全開という感じでサービスエースを量産していましたね。

第2セットの第5ゲームを終えた時点でトレーナーを呼んだりしましたが痛みで顔をしかめていましたし、終盤ではチャンスボールのスマッシュすら打つことが出来ず、ハイボレーで決めようとしていたボールがネットに掛かった瞬間は本当に可哀想でした・・・(;´Д`)アウ…

試合終了後の錦織選手の記者会見でのコメントをまとめてみました。

(試合開始からわずか44分で棄権となったが)脇腹痛の程度はどんなものだったのか?
「昨日から痛みがかなりあった。前の試合(3回戦)と比べものにならないくらい痛かった。難しいのはわかっていたが可能性を信じつつ今日も試合に入りましたけど、最初からサーブも打てなかった」
「(そもそも)ウィンブルドンでなければ1回戦から出ていなかったと思う。ウィンブルドンでは何とか頑張りたいという気持ちはありましたが残念です」

試合を棄権(リタイア)したことについて
「(筋肉が)切れるくらいまでやろうかと思っていた。でもよく考えたら、あれで勝てるわけがないと思った。」

2016年のウィンブルドンはどう感じているか?
「悔しいです。2年連続リタイアするのは情けない思いもあります」
「今大会は怪我の痛みと人生で一番戦った。出し尽くしたというか、頑張った感があった」
「テニス自体は満足してます。少し芝が好きになった」

・今後のスケジュールについて
「テニスはしばらく出来ないので、治療に専念する。(今後のハードコート・シーズンは)夏場は(暑さで)大変なので、準備はしっかりしたいと思います」

今後は治療に専念しながら7月25日からのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)、その後はリオデジャネイロ・オリンピックの出場予定となっている錦織選手ですが1日でも早い回復を待ちたいですね!

来月8月下旬~は今年最後の4大大会の全米オープンも待ってますしね♪

お疲れ様でした。錦織選手

2016.07.03更新
錦織圭3回戦突破 | ○:A・クズネツォフ 7-5, 6-3, 7-5

錦織選手が2年ぶりの4回戦進出(ベスト16入り)を決めました
錦織バックハンド
クズネツォフ戦ではバックハンド強打がかなり安定してました♪

(昨日7/2)クズネツォフとの3回戦でしたが、スタートの第1セットの第7ゲームで先にブレークを許してしまった錦織選手でしたが、心配させられたのはその部分だけでしたね。
(第8ゲームで)すぐにブレークバックし、その後は心配された左脇腹の怪我の影響もほとんど感じさせないプレーぶりで見事勝利となりました。
第3セットの途中で雨の中断が2度あったものの相手に流れをいかせないプレーぶりはホント「第5シード」の貫録を見せつけた内容でした。

試合後の会見コメントでは、「(雨により2度中断したことについては)いい意味でボーっとしていた」と話し、「普段だと嫌だけど、今日は無の状態だったので、中断しても全く何も考えなかった」とコメントを加えていました。

それでは動画の方をご覧ください。

4回戦の相手はM・チリッチ(クロアチア)選手との対戦です。
グランドスラムでの対戦は(優勝を逃した)あの2014全米以来の対決です。
※通算成績では7勝3敗とリードしていますが、ビッグサーバーだけに嫌な相手であることに間違いありません
M・チリッチ(Marin Cilic)
■名前 M・チリッチ(Marin Cilic)
■国籍 クロアチア
■利き腕 右利き(両手打ちバックハンド)
■生年月日 1988.09.28
■プロ転向 2005年
■過去の対戦 7勝3敗
■世界ランキング 13位(第9シード)

※チリッチとの対戦日時は翌4日、No2コートの第2試合ですので21:00頃の対戦でしょうか・・・

「自分の体と戦うことに神経を使っている。そこまで勝ちに欲が出てこない」と対戦相手だけではなく、左脇腹の怪我とも戦っていること両方に神経を使っている錦織選手ですが、なんとか勝ってベスト8に入ってほしいものです!
(チリッチに勝利した場合、日本男子としては1995年の松岡修造以来21年ぶりのベスト8進出となります)

皆で圭を応援していきましょう。

2016.07.01更新
錦織圭2回戦突破 | ○:J・ベネトー 4-6, 6-4, 6-4, 6-2

錦織圭ウィンブルドン2回戦は逆転勝利

錦織選手が2回戦は逆転勝ちで3回戦にコマを進めました!

1回戦の勝利後も左脇腹痛の怪我が心配されていたのですが、2回戦勝利後の会見で「(当初行われるはずの)昨日は雨降ってくれって頼んだww」といったように1日遅れて試合となったことも錦織に好影響を与え、強打に押されて第1セットこそ落としましたが、第2セットの第7ゲームでこの試合初のブレークに成功すると、徐々にペースを上げていき、その後は終始錦織ペースで試合が進み4-6, 6-4, 6-4, 6-2の3-1で逆転勝利となりました♪

錦織選手の2回戦終了後の会見の席でのコメントは以下の通りとなっております。
「ストローク戦でかなり押されていた。
 一番苦労したのは彼のディフェンス。
 直球のボールが深かったので、それをどうにかしないと思っていました。
 少しリズムを変えたりした」

また、この試合は12番コートから急遽センターコートへ変更になったことについて「もうちょっと他に(センターコートに入るふさわしいスター選手が)いたかなと思います。」と笑って答え記者たちの笑いをとっていたそうです・・・
(なんとなく錦織選手が発言しそうな謙虚な答え方ですねヽ(´∀`))



それでは今回の動画をアップしましたのでご覧ください。

3回戦はロシアのA・クズネツォフ選手との対戦です。
今年の全豪オープンで4回戦まで進出した25歳の若手の選手。
※油断はできませんが、先月の全仏オープン2回戦で錦織選手がストレート勝ちした相手です。
A・クズネツォフ(ロシア)
■名前 A・クズネツォフ(Andrey Kuznetsov)
■国籍 ロシア
■利き腕 右利き(両手打ちバックハンド)
■生年月日 1991.02.22
■プロ転向 ****年
■過去の対戦 1勝1敗
■世界ランキング 43位

体調面については「次の試合までの時間が1日空かないのは心配」と不安を残した錦織選手ですが、回復を祈って3回戦も応援しましよう!

2016.06.30更新
【ありえない奇跡】世界ランキング772位のテニスコーチがウィンブルドン2回戦でR.フェデラーと対戦できた「夢物語」

M・ウィリス ウィンブルドン2回戦でR.フェデラーと対戦
表記の通り、今ウィンブルドンでは度重なる怪我によりプロを断念した一人のテニスコーチがウィンブルドンの本戦、しかも2回戦であのR.フェデラーと対戦したという自身にとってはホント夢物語のような体験をした地元イギリス人プレーヤーの話題で持ち切りのようです。

内容をストーリー仕立てにして作成してみましたのでよろしければご覧ください。
(ホント良い話ですよ!)

【ありえない奇跡】世界ランキング772位のテニスコーチがウィンブルドン2回戦でR.フェデラーと対戦できた「夢物語」

彼の名前はM・ウィリス(25歳)。
ジュニア時代である2007年と2008年のウィンブルドン・ジュニアでは3回戦進出するなど、将来を大いに期待された選手だった。
だが、度重なる怪我やモチベーションの欠落などが原因で思うような結果を残せずにいた。
現在は生活のために1時間で約40ドル(約4000円)の時給でロンドン中心部にあるワーウィック・ボート・テニス・クラブで子供達を中心にテニスを教えている生活を送っている。
「正直、人生の負け組のようだった。体重も増えてしまった。鏡を見ながら 俺はもっと出来るハズなのに・・・と自分自身に語りかけていた」と辛かった想いを明かしている。
加え「太ももの筋肉は2回断裂した。今年の初めには膝を痛めてしまった。苦しい時間で、気持ちも落ち込んでしまい、朝ベッドから起き上がることも辛かった」とウィリスは振り返る。

そんなプロのテニスプレーヤーになることをもはや諦めかけていたウィリスに『ゼッタイにプロになるという夢を諦めない大切さ』を語ったのは新しいガールフレンドだったという。
「彼女と出会ったんだ。自分にテニスを辞めるなと言ってきた。だから、辞めなかった」とウィリス。

テニスコーチを職業とする傍らで、ウィリスはコーチ後は自身の練習を地道に積み重ねた結果、今月(2016.6月)初旬にイギリス人を募って母国開催のウィンブルドン男子シングルス予選へのワイルドカード獲得を争うプレーオフに、最後に招待された。

そのプレーオフではかつてのテニスセンスと運もウィリスに味方し、なんと3試合を勝ち抜き、ウィンブルドンの予選出場枠を獲得。
予選でも3試合で勝利を飾り、念願のウィンブルドン本戦への切符を手にすることができた。

そして迎えたウィンブルドン本戦の1回戦
相手は世界ランキング54位のR・ベランキス(リトアニア)
本戦にストレートインできるランキングをもつ本物のプロテニスプレーヤー
対する自身のランキングは772位。
これまでグランドスラム大会はおろか、ツアーレベルの本戦での試合経験もなかった。

試合当日は17番コートで行われ、会場に多くのファンや友人、そして家族が押し掛け、ウィリスは大声援を浴びていた。
他の大きなコートで行われたトップ選手の1回戦から比べると、明らかにこの日最も盛り上がったコートだった。
そんな彼をテニスの神と地元の大歓声がまさに奇跡を起こしたのだ。
試合はサウスポーのウィリスが、得意のサーブ・アンド・ボレーでベランキスに握られた20度のブレークチャンスを19度もしのぎ、自身曰く「ちょっと変わった」スピンなどを織り混ぜたサービスで14本のエースを記録し6-3, 6-3, 6-4のストレートでなんと勝利を手にしたのだ。

試合直後、ウィリスは観客席へ駆け寄るとガールフレンドとキスを交わし、長年の友人達と抱き合って喜んだ。

※この勝ち上がりで、少なくとも5万ポンド(約650万円)を賞金として獲得することが決まっている。今年獲得した賞金総額は、シングルスとダブルス含めても350ドル(約3万5000円)だったウィリスにとっては、かなりの金額となった。
(過去、ウィリスのテニス人生の中で生涯獲得賞金は10万ドル(約1,000万円)にも満たない)

試合後のウィリスの会見では
「この先毎週、こんな出来事が起こるはずはないとしっかり理解しなければならない。プロテニスツアーの現実はかなり厳しい。無情なものなんだ」と冷静に現実を見てはいるもの「トップ100入りをしたい。こんな大会をこれからも送りたい。それにはかなりの努力が必要で、テニスもかなり向上させる必要がある」と今後の夢も語っていた。

次の2回戦はR.フェデラー。
いわずとしれた、このウィンブルドンの聖地で最多優勝タイ記録となる7度の優勝を誇る絶対的王者!

「(フェデラーが登場するとなると)スタジアム・コートでの試合になるだろう。それは若い頃からの僕の夢。そのコートに立って、勝てないかもしれないけど、勝てるように全力を尽くすまで」とフェデラーとの対戦へ想いを語ると同時に「こんな質問を聞かれることは何百年経ってもないだろうと思っていた。彼(フェデラー)は完璧な選手。既にテニス界のレジェンドと言われている。多大な尊敬を彼には抱いている。でも今は、コートに立って彼を倒すべく戦わなければならない」とウィリスは率直な想いを話した。

翌2016.6月29日
いよいよR.フェデラーとの2回戦が始まる・・・
第1セットではプレーの速さについていけず、1ゲームも取れずに0-6で第1セットを落としてしまうが、第2セットから少しずつ自身のプレーを出し始めたウィリスは、ポイントを重ねるごとに観客からの大声援を浴びて喜びを表現し、モチベーションを上げていく。
その後も自身の最大のプレーでフェデラーに向かっていったが、そこから一気にギアを上げたフェデラーに離されて1時間25分で力尽く。
終わってみれば0-6, 3-6, 4-6のストレートでの完敗。

夢のような試合は終わったもののウィリスは夢のセンターコートで大歓声を浴びながらプレー出来たことに喜びを感じていた。
また会場からは大きな歓声と拍手が送られ、その声援に全身で応えていた。
M・ウィリス ウィンブルドン2回戦でR.フェデラーと対戦で大声援

一方、試合後のフェデラーは記者会見の席でこう語っていた。
「数日前に言ったが、この物語は貴重。彼(ウィリス)の今後のテニス人生は大きく変わるだろう。彼がそれを現実にしたんだ」とウィリスのシンデレラ・ストーリーについて話っていた。
続けて「試合をしながら思っていた。この試合は忘れられない試合の1つになるだろう・・・」とあの王者フェデラーも強く印象に残る試合だったとことを始めて明かした。

2016.06.28更新
錦織圭1回戦突破 | ○:S・グロス 6-4, 6-3, 7-5

錦織選手が無事1回戦を突破しました。
錦織選手が無事1回戦を突破しました 2016ウィンブルドン
試合終了直後の錦織選手

28日の日本時間にして深夜24時過ぎから第1コートの2試合目に登場した錦織選手。
「ウィンブルドン初戦では一番やりたくない(対戦したくない)選手」とビッグサーバーとの対戦相手にコメントを残し警戒を強めていたオーストラリアのS・グロス選手を6-4, 6-3, 7-5のストレート勝ちで2回戦に進みました。

先々週より痛めた左脇腹痛の影響でサーブのスピードはかなり控えめとなってしまいましたが、「世界屈指といわれるリターン」と錦織らしい「ストロークの展開力と安定感」から勝機を見事導き出しました!
(相手であるグロスのサーブは210キロ超だったのに対し、錦織選手は180キロ前後、セカンドサーブでは150キロ程のスピードでしたが結果は錦織の圧勝でした)

それでは今回の動画をご覧ください。

続く2回戦はフランスのJ・ベネトー選手との対戦です。
現世界ランキングは597位とかなり低いものの、最高位(2014年度)は25位まであがったことのある実力者です。
(ロンドンオリンピックの銅メダリストでもあります)
J・ベネトー(Julien Benneteau)
■名前 J・ベネトー(Julien Benneteau)
■国籍 フランス
■利き腕 右利き(両手打ちバックハンド)
■生年月日 1981.12.20
■プロ転向 2000年
■過去の対戦 3勝1敗
■世界ランキング 597位

1回戦の記者会見のコメントでは「脇腹の痛みが少しあった」とサービスが本調子ではない内容を明らかにした錦織選手ですが、回復を祈って2回戦も応援しましよう!

2016.06.25更新
錦織選手のウィンブルドンドローが決定し1回戦の相手も決定しました!

ウィンブルドン開幕間近となってきていますね。
昨日はお待ちかねのドロー(組み合わせ)が発表されました。

全体の男子ドローは以下をご参照ください。
>>管理人が愛用しているテニスサイトtennis365<<

錦織選手は順当に勝ち進めば準々決勝であのフェデラーとベスト4を懸け対戦するドローとなっています。
(ジョコビッチやマレーじゃなくて良かったww)

気になる1回戦は世界ランク123位のS・グロスというオーストラリアの選手との対戦に決まりました。
S・グロス(Sam Groth)
■名前 S・グロス(Sam Groth)
■国籍 オーストラリア
■利き腕 右利き(片手打ちバックハンド)
■生年月日 1987.10.19
■プロ転向 2005年
■過去の対戦 1勝0敗
■昨年度最終ランキング 81位

来週よりまた眠れない夜が続きそうですww
頑張って動画&コメントをアップしていきますのでよろしくお願いします!

2016.06.23更新
ウィンブルドンの各シード選手が発表されました

06.27より開幕のウィンブルドン大会の各シード選手が発表され、錦織選手は「第5シード」での登場が決定しました。前述の通りナダルの欠場により世界ランキング6位の錦織選手が繰り上げでの第5シードです。

※トップ16のシードは以下の通りです。

1.N・ジョコビッチ(セルビア)
2.A・マレー(イギリス)
3.R・フェデラー(スイス)
4.S・ワウリンカ(スイス)
5.錦織圭(日本)
6.M・ラオニッチ(カナダ)
7.R・ガスケ(フランス)
8.D・ティエム(オーストリア)
9.M・チリッチ(クロアチア)
10. T・ベルディヒ(チェコ共和国)
11.D・ゴファン(ベルギー)
12.JW・ツォンガ(フランス)
13.D・フェレール(スペイン)
14.R・バウティスタ-アグ(スペイン)
15.N・キリオス(オーストラリア)
16.G・シモン(フランス)

※トップ8シードが順当に勝ち進むことができれば、準々決勝では以下の組み合わせとなります
(どの組み合わせもゴージャスですねww)

・「ジョコビッチ」対「チリッチ」「ラオニッチ」
・「マレー」対「ティエム」「ガスケ」
・「フェデラー」対「ラオニッチ」「錦織圭」
・「ワウリンカ」対「錦織圭」「ティエム」
※6/25追記
ウィンブルドンではランキングにとらわれない(過去の成績を重視する)独特のルールがあり組み合わせが若干変更となっています

ここで錦織選手の最新のコメントがアプリkei-nishikoriより発信されていましたのでお知らせします。


ウィンブルドンに入り毎日いい練習ができてます!
先週痛めた怪我も良くなってきてるので来週には大丈夫そうです。
今日はこれからエキシビションマッチがあります。
来週からの試合頑張るので、ぜひ応援よろしくお願いします!」

錦織選手の活躍に期待したいですね。
(最高成績はベスト16ですので、とりあえずはベスト8までは勝ち進んでほしい・・・)

 

2016.06.22更新
錦織圭選手がウィンブルドンに向け芝での初練習を開始しました

先日のドイツ・ハレの大会で左脇腹痛により【棄権】した錦織選手でしたが、ウィンブルドンに向け練習している姿を自身の公式アプリ「KEI-NISHIKORI」で公開しています。

※手前がボッティーニコー、奥側でフォアを流し打ちしているのが圭選手です

 

昨年のウィンブルドンでは左ふくらはぎの負傷により2回戦を棄権しているだけに、今年は「雪辱のウィンブルドン」だったに違いない矢先の前哨戦での【棄権】・・・

無事回復のようですのでファンの皆さんは「ホッ」としているのではないでしょうか?

上記の練習動画は芝での初練習らしく、感触を確かめるようにゆっくりとボッティーニコーチの球出しに対してっフォアハンドを打っています。

27日~ホント楽しみになってきました。

 

2016.06.15更新
【ウィンブルドン前哨戦】ゲリー・ウェバー・オープン2回戦を前に『棄権』となりました

表記の通り、本日試合となる予定だった錦織選手でしたが、左脇腹痛が原因で棄権となったそうです。昨日の勝利ブログでも懸念はしていたのですが、やはり怪我関連となれば休養が一番かもしれません。
(ウィンブルドンも近いですし・・・)本人の公式アプリkei-nishikoriからのコメントでは
「残念ながら今日の試合を棄権せざるを得なくなった。初戦で痛めた脇腹が回復しなかった。何日間かリハビリを行い、ウィンブルドンには間に合うはず」
と語ってくれています。

昨年もこのゲリー・ウェバー・オープンでは、(おそらく)準決勝?で足のふくらはぎを痛めて棄権
⇒(後の)ウィンブルドンも2回戦を前に棄権しています。
今回の怪我は足ではなく「脇腹」とのことですので、同じ箇所の悪化ではないので大丈夫そうな感じですが、こればっかりは錦織選手本人でないと何ともいえないですね。

このゲリー・ウェバー・オープンを最後に次はいよいよ27日~のウィンブルドンに突入します。
芝の調整が上手くできなかったかもしれませんが、ここは圭のポテンシャルを持って期待しちゃいましょう!

ウィンブルドンのシードに関しては(怪我が原因でナダルがウィンブルドン欠場となったので、)錦織は第5シードになる予定です。
早く回復し、元気な姿をウィンブルドンで見せてほしいですね!

2016.04.14更新
【ウィンブルドン前哨戦】ゲリー・ウェバー・オープンで1回戦は逆転勝ち!

錦織圭 ゲリー・ウェバー・オープン
1回戦勝利の錦織選手※画像提供: ゲッティ イメージズ
27日開幕のウィンブルドンに照準を合わせ、錦織選手は現在ドイツのハレにて「ゲリー・ウェバー・オープン」というATP500の大会に出場しています。

(第1シードがフェデラー、第2シードが錦織選手です。決勝戦に「フェデラーと錦織戦」って凄く見たいですね!)昨日、1回戦が行われ第2ゲームでいきなりブレークを許し第一セットを落とすものの、見事逆転勝利で2回戦進出です。

対戦相手はL・プイユというフランスの選手ですがランキングは29位となかなかの相手でしたがシード選手の意地というか貫録をみせましたね!

(ファイナルセットでインジュアリータイムを取ってどこかの治療をしてみたいですが、問題なさそうで安心しました)

では今回の動画をご覧ください。

2回戦ではB・ベイカー(アメリカ)とF・マイヤー(ドイツ)の勝者と対戦となる錦織選手。

夢のフェデラー戦まで勝ち進んでほしいですね。

2016.04.10更新
いよいよ今年のウィンブルドンまであと3週間となりました。

レッドクレーの全仏オープンテニスが終了し、今月27日~はウィンブルドンが開幕しますね!全仏での錦織選手は4回戦(ベスト16)で敗戦となりましたが、ウィンブルドンでは更なる進出に期待をしたいですね。

昨年の錦織選手のウィンブルドンの結果は怪我の影響で2回戦棄権にて聖地を後にしましたが、今年はより一層フィジカルが強くなっていると思いますので過去のウィンブルドン最高成績である「ベスト16もしくはそれ以上」を狙っていると思います。

シードは順当にいけば第6シードが最有力となりますが、準々決勝で「ビッグ4」との対戦を今から心待ちにしています。

頑張れKEI!

■参考■
錦織圭の過去のウィンブルドンの成績
※以外にも2014年のベスト16が最高です
<2015年>
・2回戦 敗退 S・ヒラルド(コロンビア) 棄権
・1回戦 勝利 S・ボレッリ(イタリア) 6-3, 6-7 (4-7), 6-2, 3-6, 6-3

<2014年>
・4回戦 敗退 M・ラオニチ 6-4, 1-6, 6-7 (4-7), 3-6
・3回戦 勝利 S・ボレッリ 3-6, 6-3, 4-6, 7-6 (7-4), 6-4
・2回戦 勝利 D・クドラ(アメリカ) 6-3, 6-2, 6-1
・1回戦 勝利 K・ド=シェッパー(フランス) 6-4, 7-6 (7-5), 7-5

<2013年>
・3回戦 敗退 A・セッピ(イタリア) 6-3, 2-6, 7-6 (7-4), 1-6, 4-6
・2回戦 勝利 L・マイェール(アルゼンチン) 7-6 (7-5), 6-4, 6-2
・1回戦 勝利 M・エブデン(オーストラリア) 6-2, 6-4, 6-3

<2012年>
・3回戦 敗退 J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) 3-6, 6-7 (3-7), 1-6
・2回戦 勝利 F・セラ(フランス) 6-3, 7-5, 6-2
・1回戦 勝利 M・ククシュキン(カザフスタン) 7-5, 6-3, 6-4

<2011年>
・1回戦 敗退 L・ヒューイット(オーストラリア) 1-6, 6-7 (4-7), 7-6 (9-7), 3-6

<2010年>
・1回戦 敗退 R・ナダル 2-6, 4-6, 4-6

<2008年>
・1回戦 敗退 M・ジケル(フランス) 6-4, 5-7, 途中棄権

※通算成績7勝6負

 

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